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興奮抑制・NMDA戦線の緩衝兵

メマンチン

めまんちん
認知症薬 一般

「暴走するグルタミン酸は、私が受け止める」

性格: 認知症薬のなかで唯一の別系統(NMDA受容体拮抗)。周囲がアセチルコリン系で固めるなか、我が道をいくクールな緩衝役。過剰な興奮シグナルをいなすのが得意で、BPSDの興奮・易怒に強い。効き始めはふらつきを出しやすく、そこだけ慎重。

適応症: 認知症

剤形: OD錠・ドライシロップ・錠

商品名例: メマリー等等

Skill得意技(効能)

過剰なグルタミン酸によるNMDA受容体の活性化を抑え、神経細胞を保護しつつ中等度〜高度アルツハイマー型認知症の症状進行を抑制する。攻撃性・行動障害などBPSDの抑制作用も期待される。1日1回5mgから週ごとに増量し維持20mg。コリンエステラーゼ阻害薬と作用機序が異なるため併用も可能。

Weak弱点(副作用・禁忌)

投与初期のめまい・傾眠・ふらつきによる転倒に注意。便秘・頭痛・体重減少も。てんかん/痙攣既往では発作を誘発・悪化させうる。腎排泄型で、尿がアルカリ化する病態(尿細管性アシドーシス・重症尿路感染等)では血中濃度上昇のおそれ。禁忌は本剤成分への過敏症。

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相性(相互作用)

ドネペジル
作用機序が異なり併用可能。役割分担で前線を厚くする
別系統の共闘

他の3剤(ドネペジル・ガランタミン・リバスチグミン)はコリンエステラーゼ阻害薬で消化器症状が出やすいのに対し、メマンチンだけ神経系の副作用(めまい等)が出やすい、という副作用プロファイルの違いが使い分けの軸になる。※作用機序・用量は添付文書での最終確認推奨。

  • 投与初期のめまい・傾眠・ふらつきと転倒に特に注意
  • 腎機能低下例では減量対象。腎機能・投与量を確認
  • 興奮・易怒などBPSDの改善/悪化を経過観察
  • 運転など危険を伴う操作は避けるよう説明